25 October 2009

夜のだんじり

Festival float with lanterns, Osaka(Japan)

大阪でだんじりと言えばまず岸和田で次に杭全だろうか。私の住む城東区にもたくさんあるのだが残念ながら余り知られてはいないようだ。だんじりは全部で11台あるようだが所属する神社が五つ(八剱神社・皇大神宮・若宮八幡宮・白山神社・諏訪神社)あるので普通はすべてを一度に見ることはできない。

この日は秋祭り二日目で夜にJR鴫野駅前に9台ほど集まり豪壮な鉦太鼓の音が響き渡った。しかし私が好きなのはこの後薄暗い路地を行くだんじり。提灯を揺らしながらゆっくりと進む姿は幽玄だった。

27 September 2009

線路わきの地蔵尊

Small Jizo Shrine by the railway, Osaka(Japan)

大阪にはやたらと地蔵尊がたくさんある。数えたわけではないが確かにコンビニより多い。なぜこれほど必要だったのか分からないが単に昔の流行だったのかもしれない。

今の日本の街並みを見ると文化も何も無い経済動物の棲み処のようだが、今でも地蔵尊を丁寧に管理するのは生産・消費以外に大切なものがあることを忘れてはいないということだろう。

14 September 2009

Cityscape of characters


It's a big banner luring people into amusement district in Osaka.

文字の風景

最近知ったのだが政府は外国人観光客を増やすために観光庁というのを2008年に作ったらしい。恐ろしいほど少子高齢化も進み競争力が衰える中、さすがに製造業だけでは今後食っていけないと気付いたからだと言う。

残念ながら世界でも日本は最も魅力のない観光地と言われているが私は日本人として強く反論したい。

確かに日本にはヨーロッパにある中世の美しい街並みや壮麗な大聖堂はない。しかし調和の精神が見事に欠落したやりたい放題・勝手気ままな乱開発の街があるではないか。何でも美しさだけに価値があるわけではない。国土を容赦なく蝕むダムや道路と共に日本のハチャメチャな街を世界愚の遺産として宣伝すればよい。

26 August 2009

地蔵祭りの夕暮れ

Small festival of Jizo, Osaka/Japan

8月24日には大阪では地蔵祭りがある。地区ごとに地蔵尊の周りに提灯を飾り趣のある風景になる。さてこの地蔵尊だが大阪にはやたらと多いのが不思議。大阪人はガメツイだけで信仰心など微塵もないように見えるのだが・・・昔は違ったのかもしれない。

15 June 2009

Flying in the air


When I looked up the sky under the tree I saw fresh leaves flying in the air.

新緑の舞

6月は蒸し暑いだけで何もいいところがない。しかもこの先の夏の長さを考えると憂鬱にならざるをえない。しかし渋々鶴見緑地へ行ってみると僅かに爽やかな新緑が残っていた。これはモミジバフウ(モミジ葉楓)だろうか、見上げると若葉が宙に舞っているようだった。

24 March 2009

春の色合い

Peach blossoms and fresh leaves, Osaka(Japan)

梅は色合いは豊かでもまだ冬の花という感じだが、桃は花も大きく春を感じさせる。それに形のいい若葉がとても爽やか。

しかし見る分にはとてもよい花だが梅と違い花の配列が悪いのが難点。この矢口という桃も色も形もよいのだがなかなか絵にならない。

08 March 2009

開花準備中

Waiting to bloom,ume blossoms

速くも3月突入。まだまだ寒い日が多いが太陽の光は春の艶と輝きを増してきた。光合成をしないからだろうが人間は光に鈍感だ。寒暖とか晴天雨天など生活に直接影響することしか関心がない。

植物は光が命。この咲きかけの梅(豊後)も春の陽射しを浴びて喜びの歌を口ずさんでいるようだった。

15 February 2009

起きて働く馬鹿もおる

There is a fool who gets up to work.

過労死という言葉を聞かなくなって久しいが最近は逆に仕事がなくて人員削減・解雇だという。真に資本主義とは非人間的な社会制度であるが働いて死ぬより無職になる方が余程ましであろう。

さて日本人はかなりの貯蓄民族だという。人は金を持って死ねないのだし無意味な消費で立派になるわけではないのだからこの機会にのんびりと暮らせばよいのではないか。この豊満な猫から見れば人間は資本主義社会の変な家畜なのかもしれない。

13 February 2009

花宇宙

Microcosm of blossoms,ume blossoms

梅の種類は多く軽く400種はあるという。この大阪城公園でも各々の木に名札を巻きつけてあるが(いくら公務員でももう少しましな仕事ができよう)覚えられるものではない。ましてや見分けるなど論外で実際ほとんどの花は似たように見える。

この白梅は満月と呼ぶらしい。なるほどと思わせる色と形である。

01 February 2009

最後の一枚

The last one

子供の頃は昆虫が大好きだった。特にカブトムシとクワガタムシには目がなかった。大人になり植物のほうが面白くなった。当然、花も好きなのだが最近は葉の姿に心が引かれる。

これは蝋梅の木に残った最後の葉。散り始めた花より美しいから不思議。春の新芽ももうすぐ見れるだろう。

31 January 2009

光と戯れる花

Playing with the light,ume blossoms

日々暗いニュースばかりでうんざりしてるのは私だけではないだろう。もっと爽やかで喜ばしい話があってもいいと思うのだが人間とは難儀な動物だ。

さて自然界は人間の退屈さとは関係なく動いている。大阪城公園の梅も徐々に咲き始め蜜蜂たちが忙しく飛び回っている。この早咲きの冬至という梅も夕暮れの光と戯れて美しかった。

24 January 2009

冬の光、冬の色

The light of winter, the colour of winter

冬の空は味わいがある。この日も寒気が流れ込み、まるで墨絵のような色合い。この梅の木も寒さに耐えながら花を咲かせる機会を窺ってるのだろう。

19 January 2009

晴れやかな白梅

Cheerful ume blossoms, at Osaka Castle Park (Japan)

大阪はつまらない所だ。日本でも最低かもしれない。

ここは東京のような都会性はまるでなく人も田舎くさい。逆に自然があるかというと何もなく道路がやたらと多いだけ。京都のような歴史文化は望むべくもなく観光案内にはグリコの看板が出る始末。しかも公務員は低脳で巨額の負債を抱え第二の夕張と呼ばれて久しい。

こんなどん底のような町だかよい所もある。大阪城公園の梅林である。梅の木は誰かが寄贈したらしいが昔は大阪にもよい人が居たのだろう。

今、梅はまだ殆ど蕾だが早咲きの香篆と冬至が咲いている。それに寒紅と一重野梅が少し。

03 January 2009

木の赤ちゃんと天使たち

Baby tree with guardian angels

新年。2009年だという。世間は花火とか初詣とかで賑わっているようだが私は関心がない。それより自然(地球)の繊細で美しい営みが好きだ。

この瑞々しい幼木もトウカエデ(唐佳枝手)の落葉の天使に守られて安らかに見える。私達人間もまた様々な自然と共に生きている。